[コラム執筆] マレーシア法人サイトにてクロスボーダーM&Aコラムを公開

当事務所関連会社であるマレーシア法人Borderless Sdn. Bhd.のウェブサイトにおいて、クロスボーダーM&Aに関する実務コラムを公開いたしました。
クロスボーダーM&Aの7つの落とし穴 — マレーシア進出を成功に導く実務ガイド
コラム概要
マレーシアを含むASEAN地域でのクロスボーダーM&A実務において、企業が直面する7つの重要課題を体系的に解説した実務ガイドです。
掲載内容
データに基づく市場分析
- JETRO 2023年度調査:マレーシア進出日系企業1,427拠点
- デロイトトーマツ調査:海外M&A成功率37%という厳しい現実
- マレーシア統計局:多民族構成(マレー系69%、中華系23%、インド系7%)と文化的複雑性
7つの落とし穴の詳細解説
- 不十分なデューデリジェンス
- 文化・言語の壁
- 法規制・コンプライアンスリスク
- 統合プロセス(PMI)の失敗
- キーパーソンの流出
- シナジー効果の未実現
- 過度な楽観主義
実務ツール
- クロスボーダーM&A実務チェックリスト(10項目)
- よくある質問(FAQ 8項目)
- 公開事例分析(ロッシュ×中外製薬、日本電産×オムロン、武田薬品×シャイアー)
クロスボーダーM&A支援の重要性
当事務所は、ASEAN地域、特にマレーシアにおけるクロスボーダーM&A案件の支援に注力しております。
マレーシアは、英米法圏という法的親和性、ASEAN経済の戦略拠点という地理的優位性、多民族社会による多様な商習慣という特性を持ち、日本企業にとって重要な市場である一方、法制度・文化・言語の違いから予期せぬリスクが顕在化するケースも少なくありません。
特にデューデリジェンス段階での法的リスクの見落としやPMI段階での人材流出・文化衝突は、企業価値を大きく毀損する要因となります。
本コラムでは、M&A仲介業者・ビジネスコンサルタントとしての視点から、これらのリスクを事前に把握し、適切に対処するための実践的なアプローチを提示しております。
対象読者
- マレーシアへの進出・M&Aを検討されている企業の経営層
- ASEAN地域でのクロスボーダー案件に携わる法務・財務担当者
- 海外M&Aのリスクマネジメントについて専門的知見を必要とされる方
当事務所のクロスボーダーM&A支援サービス
当事務所は、日本国内の法律事務所としての法的助言に加え、マレーシア法人を通じたビジネスコンサルティング・M&A仲介サービスを提供しております。
主なサービス内容
- クロスボーダーM&A戦略立案支援
- 対象企業の法務デューデリジェンス
- 契約書レビュー・交渉支援
- PMI(統合後プロセス)コンサルティング
- マレーシア現地法規制対応支援
関連リンク
クロスボーダーM&Aに関するご相談は、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
